日産の日本車

日産の仕込むニューモデル&期待の新技術

ここ数年の好調なグローバル営業利益により、研究開発にかける費用も増加し、日産は今や多くの「タネ」を仕込む時期に入っている。

 

これから2〜3年のうちに、それらのタネが順次、芽を出し開花していくことになる。

 

復活したブランド「ダットサン」

 

現在進行中の中期経営計画「日産パワー88」も順調にコミットしていて、2013年度中に7車のグローバル成長モデルを投入、20件の新技術を商品化するとしている。

 

さらに、2016年度末までに51の新型車を投入する計画もあるいう。

 

つまり、次々とニューモデルを投入し、新技術を実用化していくということだ。

 

その先鞭となるのがインドで発表された復活DATSUNブランド1号車の「GO」だ。

 

日本国内で販売されるクルマではないが、日産が新興国向けに新しいブランドを立ち上げて意欲的なニューモデルを投入する意味合いは大きい。

 

全長3785mm、全幅1635mm、全高1485mmのコンパクトな5ドアハッチバックボディに1.2Lエンジンを搭載するクルマで、価格はインド国内で40万ルピー以下というから日本円にして約68万円という価格。

 

ダットサンといえば海外市場で日産の小型車ブランドとして存在した名称だが81年をもって廃止され、唯一車名として残った「ダットサントラック」が02年をもって販売終了となったため途絶えていた。

 

あえてダットサンという伝統ある日産固有のブランド名を復活させることに意気込みを感じた。

 

日産はこれからが面白くなってくる

 

 

ある人は「今を見ていると、”どうした日産!!”と言いたくなる人もいるかもしれないけれど、今は仕込みの時期。

 

ゴーン以前の暗黒期に縮小あるいは断念した研究開発により背負ったビハインドを、今必死に取り返している最中だ。

 

クルマにかぎらないけれど、研究開発というのは継続がなにより大切で、一度中断してしまうと挽回しようとしても容易にはできないもの。

 

ハイブリッド技術などがまさにその最たるもので、今の日産のハイブリッドは明らかに遅れをとっている。

 

しかし、ここ十数年の間に業績を回復させ、研究開発費を投入できる環境が整ったので、それらが今後数年のうちに花開き、実を結ぶことになる」とみる。

 

また別の人は「日産はルノーと組んだことでグローバル規模で提携を結んだり、さまざまなことができるようになったことが大きい。

 

ゴーンは絶対的な権力者なのだろうが、その一方で明快な権力の分散も行われていて、例えばインフィニティ事業についてはダネイスン氏に一任して独自の展開を見せるなど、幅広く事業展開できる体質でもある。

 

世界中の企業と手を結ぶことで思いもよらぬ商品が生み出される可能性を持つ企業に変貌した。

 

いま、財務状況がいいのでここ数年の間に魅力的なクルマが出てくると期待している」と評価する。

 

新型スカイラインでは、世界に先駆けてバイワイヤー式ステアリングを実用化するなど、新しい技術もぞくぞく実用化していくことになる。

 

ハイブリッドについても同様で、現在の1モーター2クラッチにとって代わる次世代ハイブリッドシステムも数年後には実用化されるはずだ。

 

当然、衝突軽減ブレーキを中心としたアクティブセーフティ技術もこれから本格的に搭載車種が増えていくことは間違いない。

 

今後の日産に期待しよう。

 

 

 

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