日本車のSUV

SUVの宝箱〜ホンダヴェゼル


クーペ+SUV+ミニバン+HV+DCT+4WDが同時に楽しめるホンダの新車、ヴェゼル。

 

2014年12月19日正式発表、20日発売のほやほやニューカーだ。

 

きちんと押さえておこう。

 

新しいジャンルのパイオニア

 

ヴェゼルのカタログにある最初のキャッチコピーは「ジャンルを超えて行け。」

 

そのコンセプトを見てみると、「SUVの力強さとクーペの美しさ、ミニバンのユーティリティを融合させた新しいジャンルのニューカー」とホンダは説明している。

 

なんと欲張りなコンセプトか。

 

昔から、二兎を追うものは一兎をも得ず、というけれどなんと3ジャンルを狙います。

 

さらに、ホンダ初のハイブリッドと4WDの組み合わせ、フィットHVで好評のDCTも装着して、燃費も走りもいい。

 

いかにもホンダの本気が伝わってくるコンセプトである。

 

また、フィットの派生モデルといわれているが、ボディサイズは、全長4295×全幅1770×全高1605oで、フィットより全長300mm、全幅75mm、全高80mmも大きい。

 

ホイールベースもフィットより80mm長い2610mm。

 

プラットフォームは、一部パーツを流用してはいるもののほば新設計。

 

全体の部品流用率が約50%というから、姉妹車というには微妙な間柄である。

 

コンセプト盛りだくさんのヴェゼルだが、ベースはやはりSUVということだ。

 

開発段階ではまず、SUVとしての基本性能を作り上げて、ほかの要素を加えていった。

 

ビスカス式を採用したフィットの4WDシステムは、CR−Vにも搭載している電子制御のインテリジェントコントロ−ルシステムの方を搭載している。

 

だから雪道などでSUVらしい高い走破性が期侍できる。

 

ホンダ4WD 技術の変遷

 

ホンダではリアルタイム4WDと呼ぶフルタイム4WDは、1986年にシビックシャトルに搭載され、登場した。

 

ビスカスカップリング式フルタイム4WDで、94年にはクロスオーバーSUVの先駆けとなったビーグルも誕生している。

 

 

これに続くのがデュアルポンプ式4WDシステムである。

 

2つの油圧ポンプを用い、その圧力により多板クラッチを圧着して駆動力を伝える方式で、CR-Vやオデッセイに搭載した。

 

軽量コンパクト設計を持ち味としたが、雪道での発進性能やコーナリング時の安定性は物足りない。

 

そこで2000年代になると、ワンウェイカムユニットをプラスして空転検知能力を大幅に向上させ、発進能力や安定性などをアップしている。

 

また、この時期には車両の挙動を安定させる制御を整備した横滑り防止装置のVSAも組み合わせた。

 

滑りやすい路面で左右輪の駆動力を綿密に適正化し、ホイールスピンを抑制するから、より安定した走行が可能になっている。

 

ホンダは本格的なフルタイム4WDも手がけた。

 

クロスオーバーSUVのアキュラMDXに搭載したのは「VTM−4」と名付けた電子制御トルク可変式4WDシステムだ。

 

緻密な制御が自慢だったが、複雑で重かったため、2代目の際はレジェンドと同じSH-AWDを採用した。

 

根気よく進化を続けてきたデュアルポンプ式も、現行のCR‐Vでは電子制御で後輪の駆動力をコントロールするインテリジェントコントロールシステムに進化し、このシステムが新型ヴェゼルに専用セッティングを施して採用された。

 

SUVとしての走破性に期待を持てる。

 

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