日本車の最先端技術

日本のメーカーってすごい!日本車に搭載している最先端技術

日本のサプライヤーメーカーが作成する部品を欧米の自動車メーカーが採用した例は数え上げればきりがない。

 

ATの世界シェア1位のアイシンAW製のATはミニ、ボルボ、ジャガー、フォード、PSAプジョーシトロエン、そして新型コルベットにも8速ATが搭載されている。

 

アイシンAIのMTはポルシェ911に採用されたのは有名だ。

 

ミニやAクラスなどに装備されている、電動パワーステアリングは同分野世界シェア1位のジェイテクトが開発したものだ。

 

近年、VWが日本のサプライヤーメーカーの部品を採用するケースが増えてきている。

 

具体的に言うと、コイルばね(ニッパツ、北米生産のみ)、熱交換器用コンデンサー(ケーヒン)、車体用ゴム部品(鬼怒川ゴムエ業)、ステアリングの軸受け(オイレスエ業)、ワイヤーハーネス(住友電気工業)、前輪用ハブユニット(日本精工)、サスペンション部品(ヨロズ)といった具合。

 

今後さらに増加していくだろう。

 

そのほか、輸入車に採用されたものを案内していこう。

 

CFRP(炭素繊維)

ボーイング787の機体の50%にCFRP(東レ製)が導入されたことで、日本が誇る技術力を世界に知らしめたわけだが、自動車への導入も広がりつつある。

 

この分野の世界シェアは東レが32%で1位、帝人子会社の東邦テナックスが16.7%で2位、3位の三菱レイヨンが12.2%とほぼ日本企業が独占状態だ。

 

東レはダイムラーと合弁会社を設立し11年にベンツSL用のCFRPを生産している。

 

BMWは、日本にある三菱レイヨンとドイツSGLグループの合弁会社で炭素繊維の原料を生産した後、ワシントン州にあるBMWとSGLグループの合弁会社の工場で炭素繊維を作っている。

 

BMWはi3で年産1万台以上、400万円台というこれまでの常識を覆す作戦に出た。

 

今後の命題は成形時間の短縮とコスト低減。

 

それを支えているのはやはり日本メーカーの技術力にほかならない。

 

成形時間を7〜90分に大きく短縮でき、成形コストも1/5〜1/7におさえたRTMという方法、さらに1分以内で、成形できる熱可塑性CFRPを各社開発中だ。

 

各社、技術革新はもちろん、生産時間の短縮やコスト削減をし、年産20万台クラスへの採用を目指している。

 

ディーゼル用センサー(京セラ)

「Tier1」といって、直接、自動車メーカーに納入する会社の話は耳に入りやすい。

 

しかし、実は日本が誇る技術には、Tier2、Tier3といった自動車メーカーに間接的に納品する会社が作る小さな部品も多い。

 

だからこそ、自動車メーカーが知らぬうちに重要な部品が1社の独占状態になっていて東日本大震災の時には大パニックが起きた。

 

欧州では50%前後のシェアを占めるディーゼル車に欠かせないのが、グロープラグやピエゾ素子だ。

 

この分野は、京セラが強い。

 

原則的にディーゼルにはプラグは必要ないが、グロープラグは着火を助け、点火タイミングを最適化する。

 

ピエゾ素子は、電圧をかけると伸び縮みするセラミックスだ。

 

その特質を生かして、燃料を精密かつ高圧で噴射できる。どちらの技術も、排ガスのクリーン化と燃費改善に貢献している。

 

 

ディーゼル用DPF(イビデン)

日本では数%のシェアに過ぎないが、欧州を走る乗用車のうち、およそ半数はディーゼル車である。

 

ディーゼルの排ガスのうち、PMという煤の除去にあたっては日本の技術がかなり貢献している。

 

なかでも、乗用車用DPFフィルターを世界ではじめて量産したイビデンは、ヨーロッパにも工場を新設し、世界最大のシェアを誇る。

 

日本碍子と合わせると、大半が日本製という状況だ。

 

DPFは、ファインセラミックスの一種だ。

 

原料が均質に混ざるように高度に制御し、加えてそれを焼き固めて均一な構造の孔を作るのも難しい。

 

しかも、わずかな孔の両端を交互に塞ぐことで排ガス中のPMをフィルターの壁で濾し取る。

 

構造が均一でないとPMを安定して集めて再生することができないのである。

 

LED(市光)

ちょっと前まで、市光といえば日産の系列だったが、今ではフランスの部品メーカーであるヴァレオの資本参加によって現在の社長はイラン出身のフランス人であるアリ・オードバディ氏というグローバルな組織の企業になっている。

 

両社のランプ事業を合わせることで小糸製作所に次ぐ世界第2位になった。

 

 

ヴァレオが市光とアライアンスを結んだ要因のひとつは、LEDの技術の存在だ。

 

低燃費化の波が世界中で起こるなか、ヘッドランプは従来のHIDランプと比べて、消費電力は約半分に抑えられることが最大のメリット。

 

なかでも、リーフ向けに作り出したLEDは世界初のレンズを使わない完全リフレクター制御であり、これはヴァレオの光学技術を応用したもの。

 

現段階ではロービームやポジションランプへの利用が主流だが、SクラスやレクサスLSではメインビームもLED化。

 

将来の伸びが期待できる。

 

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